

《Wis t ERA?》
-- 平等のため?
Ya. kalra Dieena
-- はい、その為にあなたを呼びます
《Wis t HEIRA?》
-- 平和のため?
Ya. HYURA ne Dieena
-- はい、その為にあなたをこの世界へ
《Wis t FRIRA?》
-- 自由のため?
Ya. weeth Dieena
-- はい、その為にあなたと共に歩みます
《Grut a Dieenass》
-- さぁ、目覚めよ精霊達
精霊へ 感謝を 今 ここに
命へ 願いを 今 ここに
存在へ 祈りを 今 ここに
《3Deisiass wisla Dieenas a Hell》
-- 神殿で祈る 3人の召喚士
《M ia Y ia HYURA Pagdun ffg vizaia》
-- 同じ身体の精霊は 外の世界へ現れて
《Flogat Deisia e HYMA dis enn ree》
-- 召喚士達は いつしか人の記憶から薄れ
《Dieena cxjan Deisia》
-- 其方は我になる
風よ 命を結う声
再生の音を今 奏で
祈る 光を呼び 来て
風の精霊よ
《Fezt nei a figrooa M ia tesse》
-- さぁ、次の身体【私】へ移ろうか
水よ 記憶に咲く花
幸せな再会 信じ
祈る 芽吹く先へ 来て
水の精霊よ
《Fezt nei a figrooa M ia tesse》
-- さぁ、次の身体【私】へ移ろうか
大地よ 胸の奥の愛
共に巡る旅を どうか
祈る 世界の果て 来て
大地の精霊よ
《O vit reezan to na i》
-- そろそろ時間だよ
今日も 影が 動く
《Y ia founroo zas tii ee》
其方の心になり民の痛みを分かち合おう
一人 歩く 闇
《Y ia sha fanne ee》
其方の思考を使い民の繁栄を考えよう
違う それは 私へじゃない
《Y ia M unt leza ee》
其方の身体になり民と共に明日へ進もう
感謝の言葉なの
《Gelm orver dae Mesia》
-- 『ありがとう、残念だったね』
死の国へようこそ
私の顔で誰かが笑う
何かが終わって始まる音
この体も記憶も
全て我がものとなる
其方の代わりに生き
世界を閉ざせばいい
「どうして?返して!」光は消えた
《3Deisiass wisla Dieenas a Hell》
-- 神殿で祈る 3人の召喚士達
《M ia Y ia HYURA Pagdun ffg vizaia》
-- 3人は精霊の行動により民に忘れられ
《Flogat Deisia DEICELA a zodic la》
-- 彼女たちの力で
召喚士達は冥土へと連れ去られた

その国には精霊と呼ばれる存在がいた。
召喚されれば国は豊かになり、人々に幸せをもたらす ――そう信じられていた。
高位である火の精霊はその代の女王が、そして風・水・大地は国から選ばれた召喚士たちが呼び出す。
今日、召喚の儀式の為、神殿に集まった3人の召喚士は祈りを捧げ、魔法陣から精霊を降ろした。
現れたのは、彼女たちと瓜二つの姿。
「ありがとう、どうか驚かないで。あなた達の力を借りているから、こんなに似ているのよ」
と微笑む精霊。
召喚士達が感謝を伝えようとしたその時、
魔法陣は突如赤黒く染まり黒いオーラが召喚士を絡め取った。
「なぜ…?」
震える召喚士の声に、同じ顔の精霊は笑みを崩さず答える。
「本当に知らなかったの?
私たちは"私たちの世界"に飽きたから、あなた達の身体を借りてこの世界で生きていくつもりよ。
今までもずっとそう。やっと"私たちの番"になったの!
…?どうしたのそんな顔して…。あぁ、それのこと?
だって”同じ人間は2人も要らない”でしょう。
大丈夫。"貴方をしっかり演じてあげる"から」
クスッと精霊が笑った。
怒りと絶望の叫びも虚しく、召喚士たちは魔法陣に引きずり込まれていった。
「ありがとう。残念だったね」
"彼女達"の皮肉めいた声だけが神殿に響いた。